【書評・感想】『最高の体調』

Amazonの本ランキングで上位になっていた『最高の体調』という本を読みました。

この本を読むことによって得られることは、カラダに良い生活、メンタルなどについて意識を向けることができるようになります。

もちろん『最高の体調』を得るために必要な様々な知識を教えてくれる本でもあります。過去の文献などからカラダに良いとされる科学的メソッドも十分に紹介されており、納得感を与えてくれながら読み進めていくことができます。

『最高の体調』の著者鈴木祐さん

『最高の体調』の著者鈴木祐さんは、ご自身が仕事柄、不摂生な生活を送っていたことからパレオダイエットに出合って健康的な生活を意識するようになっていきます。

その後、サイエンスライターとしてブログや動画サイトで健康や科学などの分野で情報を発信しておられます。

ブログ:パレオな男 (yuchrszk.blogspot.com)

動画サイト:パレオチャンネル(鈴木祐) – ニコニコチャンネル:生活 (nicovideo.jp)

『最高の体調』を読むべき理由

普段の生活の中で、いつも体調が万全だといえる人はいったいどれだけいるでしょうか。

逆に、常にどこか体調が悪いところがある人の方が圧倒的に多いような気がします。

振り返ってみると、人生の中で、いつも元気でハツラツと過ごしている人がほんの数人だけいたような記憶があります。その人はいつ会っても声にハリがあり、自信に満ち溢れていて、元気を与えてくれる人でした。そして、久しぶりに再会しても、昔と変わらず元気を与えてくれるような人のままでした。

自分もいつもその人のように元気でいたいとは思うものの、歳も重ねるにつれて余計に体調が万全だと言える状態とは程遠くなっていました。

しかし、今回この『最高の体調』という本に出合って、生活の中で見直すべきポイントを詳しく学ぶことができ、明らかに本を読む前後では体調についての知識と意識が向上したと思えます。

実際は、この意識を継続する必要はありますが、自分の体調と向き合うという点において一度手に取って読んでみる価値はあると思います。

文明の発達のせいで、不安やストレスを感じることに

特に覚えておきたいと思えるポイントをご紹介します。

現代社会は昔と比べてあらゆことが便利に簡単にこなせるようになりました。しかし、人と人との繋がりは希薄になり、さらに充実したと思える満足度のハードルも高くなりました。

著者はこれらの原因のひとつとして文明病の影響があると述べています。

文明病とは過剰なカロリー摂取による”肥満”や対人関係が原因の”心の病””孤独”など昔の人にはほんとんど無かった兆候により体調不良を起こすことが文明病となります。

便利に快適になりすぎてしまったからこそ発生するこの文明病にかからないためには「炎症」と「不安」をコントロールすることが重要だと著者は言われています。

怪我や風邪などを引いたときに体の炎症がおこることはありますが、現代人が避けなければならないのは、慢性的な炎症症状です。過剰なカロリー摂取による内臓脂肪が増えすぎた状態や、鬱病や精神の不調が続くことにより慢性的な炎症が続くことになります。

また「不安」がカラダに悪い影響を与えていることは明らかで、昔に比べると不安障害といわれる人の数も格段に増えているのが現代社会の特徴と言われています。

炎症や不安からカラダを守る対策について

著者はこの様な炎症や不安からカラダを守る対策としてすぐにでも取り入れられる実践ガイドを提案してくれています。

その中でも意識したいところとしては

公園の活用:2日に1回は公園に出かけ、木々の中で最低でも10分は過ごしてください。余裕があれば、1ヶ月あたりの自然との接触時間を150分以上にまで伸ばすように意識してみると、さらに大きなメリットが得られます。

友人との接触時間:多くの研究では、平均200時間ほど他人とのコミュニケーションを重ねれば、たいていの人とは深い仲になれるという結論が出ています。一方で50時間ぐらいの接触時間だと、どんなに会話がうまくいっても友情は深まりにくいようです。まずは200時間を目指して、気になる相手との接触を積み重ねましょう。

引用:最高の体調_P142

まとめ

この『最高の体調』は上記にあげたように、実践ポイントを提示してくれることが読んでいく中でわかりやすい点になります。

健康やカラダのために良いという知識だけでなく、具体的にどのように行動すれば『最高の体調』を得ることができるのかを理解しながら読み進めていくことで、知識も自分の中でイメージしやすくなります。

是非、一度手に取ってよんでいただきたいなと思います。

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